2011年10月05日 05:10
本日午前2時(日本時間)より、Appleの「Let's talk iPhone」イベントが行われました。
その中で、新iPhone4S及び新型iPod nano(7gen)や、WWDCですでに発表されていたiOS5やiCloudなどが発表されました。
まずはじめに発表されたのは新iOS5。
こちらは、本日同じく発表された、iPhone 4Sにプリインストールされるほか、3GS以降のiPhoneと第3世代(2009年モデル)以降のiPod touch、iPadも無料アップデートにより対応します。
表向きの大きな機能的には、一番最初に発表されたiPhoto Card以外は、以前WWDC2011で発表されたものとそれほど変わっていません。
詳しくは、WWDCの時の記事を御覧ください。
iOS5は10月12日にリリース。
続いて発表されたのがiCloud。
こちらもWWDCの時に発表されたものと殆ど変わりありません。
Photo StreamやiTunes Matchの説明が行われました。
iCloudでは新たに、Family and Friendsというアプリが発表され、GPSを使用して、家族や友人の現在位置を表示できる機能を搭載しました。もちろんプライバシーコントロールは可能で、知られたくない時間帯を設定することも出来ます。
iCloudについてもWWDCの時の記事をご覧下さい。
iOS5のリリースと同じ、iCloudは10月12日開始です。
続いて発表されたのが、新型iPod nano(第7世代)とiPod touch(第4世代)の白モデル。
iPod nanoは画面を操作しやすく、ホームボタンは1アイコンずつの表示になりました。スワイプで左右に移動し、メニューを選びます。
フィットネス機能も強化され、Nike+を使用する際には専用のレシーバーやシューズセンサーが不要に。買ってすぐにランニングや、ウォーキングを記録でき、これらの記録はNike+のウェブサイトにアップロードして、管理することができます。
また、現在iPod nanoを腕時計として使うバンドが多く発売されていることから、時計として使えるように最適な画面を新たに追加され、16種類のスキンが選べるようです。
本体の大きさと形状は、第6世代と変わらないため、すでに多く発売されている第6世代用ケースや、ウォッチバンドがそのまま流用できるものと思われます。
今回も、Bluetoothへの対応は明記されておらず、おそらく非対応です。バッテリーの問題が大きいんでしょうね。
追記:なお、昨年リリースされた第六世代iPod nanoも、アップデートによって同等のものになります。
iPod touchは、スペックはそのまま、低価格になり、白モデルが追加されました。
価格は、iPod nanoで8GBが10,800円、16GBが12,800円。iPod touchで8GBが16,800円、32GBが24,800円、64GBが33,800円。
発売は、iPod nanoはすでに出荷が可能、iPod touch 白モデルが12日に出荷となっています。(Apple Store)
追記:Amazonでは、iPod touch 白モデルは12日発売となっています。(予約受付中)
![]() | Apple iPod touch 8GB White MD057J/A by G-Tools | ![]() | Apple iPod touch 32GB White MD058J/A by G-Tools |
![]() | Apple iPod touch 64GB White MD059J/A by G-Tools |
最後に発表されたのが、iPhone 4S。
見た目はiPhone4そのままですが、Apple A5 プロセッサを搭載し、最大で2倍速いデュアルコアプロセッサと、最大で7倍速いデュアルコアグラフィックを採用していて、ゲーム等の3Dレンダリング性能が大きく向上いています。
Retinaディスプレイはそのままに、カメラは、8メガピクセル(3264x2448)のCMOSカメラにバージョンアップしたほか、画質をコンデジ並の水準まで改善。
新しいチップを搭載することにより、顔認識、オートホワイトバランスなどの機能を搭載するほか、シャッター速度の高速化も図られ、連続0.5秒での撮影が可能。
また、動画撮影の機能も強化され、フルHD(1080p)での撮影に対応したほか、手ぶれ防止機能、リアルタイムノイズリダクションを搭載。AirPlayや有線でのミラーリングにも対応します。
iPhone 4発売時に問題となったアンテナは、iPhone 4同様サイドの金属の部分にあり、アンテナの送受信を自動的に切り替える機能を搭載することによって、HSDPAで最大14.4Mbpsと4Gに匹敵する3G通信を利用することができます。
(※国内で下り最大14.4Mbpsはソフトバンクのみ。auは3.1Mpbs。詳しくはページ下部にある追記を参照。)
iPhone 4では利用する通信方式によってGSM版とCDMA版のモデルが異なっていましたが、iPhone 4SはGSMとCDMAを統合することによって、世界のどこでも使えるようになりました。
これだけのスペックで気になるのは、バッテリーの持ちですが、3G通話の場合連続8時間、3G通信でのブラウジングで6時間となっています。
iPhone 4Sの新機能は、iOS5の新機能というわけでもありますが、iPhone 4Sのみで対応する新機能もあります。
それが今回の目玉であるAIによる音声認識アシスタント(Siri)。
iPhoneに話しかけることで、地図、メール、天気予報、株価、時計、連絡先、Todo(Reminder)、SNSなど様々な操作を行うことができます。
人工知能付きの音声認識になるため、一種類の操作でも、複数の種類の文章に対応することができます。例えば、天気予報を聞きたい場合は、「今日の天気は?」だけではなく、「今日傘はいる?」などと話しかけでも天気を音声で教えてくれます。
この音声認識は、もちろんBluetoothヘッドセットなどを通しても行うことができ、iPhoneに手を触れずに様々な操作ができるようになっています。
この機能には、音声キーボードもついて、英独仏に対応し、順次各国の言語に対応予定。
iPhone 4Sは、黒と白と2種類のモデルが用意され、10月14日発売。
価格は、二年縛り付きで、16GBが199ドル、32GBが299ドル、64GBが399ドルとなっています。
また、iPhone 4の8GBは99ドル、iPhone 3GSは8GBが無料で引き続き販売されると発表されました。
iPhone 4Sは、日本でも10月14日に発売され、今回は噂されていたとおり、SoftBankだけでなくKDDIでも発売されます。
au、ソフトバンク共に予約は10月7日から。
少し前に噂が出ていた、HSPA+への対応は今回発表されなかったため、どちらも通信速度的に
追記:孫正義氏によれば、iPhone 4Sで使用できるデータ通信は、ソフバは下り最大14.4MbpsとiPhone 4Sの性能をフルに使えますが、KDDIは3.1Mbpsと大きな差があるとのこと。これは、両社ともに認めています
<iPhone4S>ソフトバンクは下り最大14.4Mbps、auは3.1Mbps。
電波のあまりよくないソフトバンクですが、これでまだまだユーザーを引き止められるわけですねw
電波状況に関してソフトバンクは散々努力してるのでもはや通信帯域適にどうしようも無いので、早く総務省には800MHzとか余ってる帯域の割り振りを決めて欲しいところです。
追記2:このイベントの翌日に当たる5日(米国時間)、Appleの創業者で、偉大なる指導者であった元CEOのスティーブ・ジョブズ氏が逝去されました。心からお悔やみ申し上げます。
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